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社員インタビュー

人事総務部 主任
新卒 /2016年入社

入社のきっかけ

当社を知ったきっかけは、人材紹介会社からの紹介でした。面接が始まるまで受付で待機している間、通りすがりの社員の方々から気持ちよく挨拶をしてくれ、社風の良い会社であることが第一印象でした。実際に採用担当の方と面接をした時、とても明るくお話をしてくれ、私の障がいについて理解しようと真剣に聞いてくれたことが嬉しかったのを今でもよく覚えています。そこでどんな配慮ができるかを一緒に考えていただき、私が障がいを持っていても自分らしく働いていける会社だと思えたことが決め手でした。

現在の仕事内容

現在は、人事総務部で主に労務管理を担当しており、システムを使用して、従業員の勤怠管理や雇用契約等の管理を行っています。
メールやチャットで各部署の所属長とやり取りをしたり、システムの改修に携わることもありますが、打合せやミーティングでは、音声を字幕化する文字起こしツールを使用して参加しています。

仕事のやりがいはどんな時に感じますか?

入社し年数を重ねるごとに担当業務が増えましたが、何事にも挑戦する気持ちでしっかり計画を立て、着実に業務をこなして一つの仕事を成し遂げられた時に大きな達成感を感じます。また、人事総務部は従業員からの相談を受けることが多いので、人の役に立てた時にとても嬉しい気持ちになります。そのため、日頃から常に思いやりを持ってニーズを先読みした迅速な行動を心がけています。

障がいに対してどのような配慮を受けていますか?

健常者とお話をする時は基本的に口話(読唇術)でお話をするので、口が見えるようにゆっくり大きな声でお話してもらいます。朝礼や会議では、発話者の音声を補聴器に送信するFMマイクを使ってもらいます。それでも聞き取りが難しい場合は、隣の方に要約筆記をしていただきます。今後は音声認識機能による文字変換ソフトを取り入れて、会議などで利用することを検討しています。
また、人事総務部の朝礼で「手話講座」を行なっており、指文字や日常生活でよく使われる手話を教えています。みなさんが楽しみつつ一生懸命手話を覚えてくれ、手話で挨拶をするなどコミュニケーションの幅が広がり嬉しく思っております。

仕事をする上で困ることは?

当社に聴覚障がい者が入社したのは私が初めてでしたので、はじめは皆さんも慣れておらず、口を見せて話していただけなかったり、会議など大人数での会話が聞き取れない等、苦労しました。しかし、私が担当している業務に関連している可能性があるにも関わらず、情報が分からない状態で仕事をするのは良くないと思い、「どんな時に困ると感じるのか」「どんな配慮をしてほしいのか」等、まず聴覚障がいについて周りの人たちに理解していただけるよう積極的に伝えていきました。みなさんに理解していただいたおかげで、現在は「FMマイクを使った方がいい?紙に書いた方がいい?」などと、周りの方から声をかけていただけるようになりました。今後も聞こえない人や他の障がいを持つ人たちにとって安心して働ける環境を一緒に考えてもらえるように、積極的に発信していきたいと思います。

休日の過ごし方

休日は友人たちと美味しい物を食べに行ったり、映画鑑賞をしたり、何も予定がない日は家でのんびりくつろいだりして、日頃の心身の疲れをリフレッシュしています。そして、旅行やドライブが趣味なので、連休をいただいて国内旅行へ行くこともあります(夢は全国制覇!)。業務の都合を考慮すれば、連休も取得することができるので、仕事とプライベートを両立することができ、充実した毎日を過ごしています。

障がいをお持ちの求職者の方へメッセージ

私が仕事をする上で必要な配慮をしていただいていますが、職場の先輩方は “障がい者”としてではなく“一人の人間”として温かく接してくれます。就職活動をしていく中で「私はどこの会社で、どんな仕事ができるだろう?」と不安になることがあるかもしれません。しかし、障がいはその人の個性の一つであり、障がいを持っていても長所を生かし、自分らしく輝ける場所が必ずあるはずだと信じています。私にとってその場所が当社でした。障がいの有無に関係なく、お互いの個性や人を大切にできる当社で一緒に働いてみませんか?ともに成長し、誇りを持って一緒に働けたら嬉しいです。